LOGIN昨日より、すごいことをするのかな。 想像しただけで、鼓動が速くなる。 こうして、私のいろんな意味でのはじめての夜は終わった。 その後、朝風呂に入った。 もちろん一人で露天風呂に入っている。 蓮さんから「一緒に入りますか?」なんて聞かれたけれど、朝から刺激が強すぎる。 それに昨日は夜で辺りが暗かった。シチュエーション的になんとかロマンチックな気分に浸って、落ち着いていられることができたけれど、朝から蓮さんの裸を見るとか、逆に私の裸を見られるとか、無理だ。 今日まだ旅行が残っているのに何も考えられなくなりそう。「景色、綺麗だな」 昼間見る景色もとても綺麗。 夜とは全然雰囲気も違う。 解放感があった。 海もはっきり見えて、波が揺らいでいるのがわかる。 今日の海ってそんなに荒れてない方なのかな。 ぼんやりとそんなことを考えながらも、今日で旅行が終わってしまうと考えると寂しく感じた。 まだ終わってないのに。ずっと蓮さんといられるから、それが一番だな。 お昼近くにゆっくりと別荘を出発した。 行きたいところは昨日行けたので、あとは帰るだけだった。 観光スポットになっているような道の駅などに寄ったり、お土産を見ながら帰る。 帰り道は、あっという間だった。 ただ、運転をしている蓮さんを見るだけで昨夜のことを思い出し、思わず目を逸らしてしまう。 夜の蓮さんは優しいけれど、雰囲気が違った。 またしたいな。 好きな人とのセックスって、あんなに幸せなんだ。 蓮さんの身体が合わさって、最初は痛かったけれど、ギュってされると嬉しくて。蓮さんの吐息が耳元で聞こえるだけで、気持ちが高揚した。 経験不足で、蓮さんがどんなことをしたら喜んでくれるのか、気持ち良いって感じてくれるのかまだわからないけど、早く覚えたい。 こんなこと考えちゃうのは、変なのかな。「旅行、あっという間でしたね」 私のアパートに着き、荷物を下ろしてもらう。 大した荷物ではなかったが、彼はアパートの玄関先まで運んでくれた。「俺もそう感じています。あっという間でした。正直、もっとずっと一緒にいたいです。また行きましょう」「はい!」 蓮さんが車に乗り、見えなくなるまで見送る。 なんだかすごく寂しい。会えなくなるわけでも、別れるわけでもないのに。 喪
「蓮さん……っ!お願い……して?蓮さんにも気持ち良くなって欲しいっ」「わかりました。痛かったら、無理しないでくださいね」 蓮さんはどこからか避妊具を取り出し、ピッと袋を破く。 そのあとは蓮さんにキスをされていたから見えなかった。「美桜、力を抜いて?」 彼の声が耳元でしたかと思った瞬間、蓮さんの身体の一部が私の身体に挿ってきた。「あ……!あっ……あ!!」 熱い、こんな感覚初めて。痛い。 グッグッと少しずつ挿ってくるはじめての感覚にどうしたらいいのかわからない。「んっ。んん!」 この感覚がわからなすぎて、涙がこぼれちゃった。「痛いですか?止めますよ」 蓮さんはそんな私の顔を見て、心配そうな顔をしている。「止めないで。蓮さん……。大好き」「俺も……。大好きです」 ゆっくりと蓮さんの腰が動く。 ギュッと私は彼の背中に掴まっていたというよりは、しがみついちゃった。「あっ。ああっ!!」 身体と身体が合わさる音がする。 蓮さんも時折「はっ……」っていう甘い吐息みたいな声を出すから、それがまた艶っぽい。 蓮さんがゆっくり動いてくれたから、痛みは少しずつなくなっていく。 変わりに、子宮の奥を突かれるたびに、声が出た。「ああっ。あっ。蓮さんっ、好きっ」「俺も。美桜の身体、すごく締め付けてきて。もう、ダメかもっ」 少しだけ苦しそうな蓮さんの顔が見えた。 あれ、どうしよう。 なんかキュンっていう気持ち良さがとまらない。 蓮さんは腰を動かしながら、キスをしてくれる。「んっ!ふっ」 舌の感触も柔らかくて気持ちが良い。 唾液がこぼれちゃう。 何も考えられない。「美桜、俺、もう……」「蓮さんっ。私もなんか身体がおかしいっ」 蓮さんの腰の動きが速くなったかと思ったその瞬間、キスしていた舌の動きも止まった。「はっ。はぁっ……」 蓮さんも息があがっている。 彼と交わることができ、また自然と涙が零れた。「蓮さんっ。好き」「俺も美桜のことが大好きです」 頭が真っ白になっちゃって、くたっと身体が動かない。 そんな中、うっすら覚えているのは、蓮さんが濡れているところを拭いてくれたり、飲み物を持ってきてくれたり、身体のことを労わってくれたことだった。 何もできない私を朝までずっと抱きしめていてくれた。 こんな幸せがずっと続けば
「ん……。ん……!!」 唇と唇が何度も合わさる。 部屋の中には、チュッ、チュッという高音のリップ音が響く。 唇が触れたかと思うと、一旦すぐ離れる。 なんだか焦らされているような気がした。 「蓮……さん。もっとして欲しいです……」 上にいる彼と目が合う。「今日は、積極的ですね」「はい」 「怖かったり、痛かったりしたら言ってくださいね?」 そう言うと彼は、私の首筋、耳たぶにキスをした。 「んっ……。あっ……」 彼の吐息もあたり、くすぐったい。 ゾクゾクする。唇の感触が気持ち良い。「はっ……」 蓮さんの手が私の上半身に伸び、服の上から優しく胸を揉まれた。「あっ……!」 恥ずかしい。思わずギュッと目をつぶる。「嫌ですか?」「嫌じゃないです。私、蓮さんにもっと触れて欲しい」 好きだからこそもっと触れて欲しい。 そう思っちゃう。「嬉しいです」 彼は、キスをしながら私の服を捲った。 私の下着が露になる。 蓮さんがそれを見て「俺のこと、考えてくれたんですか?」 下着の色を蓮さんの好きな青にしたからか、そう聞いてくれた。「はい」 私が頷くと「可愛い」 キスをされている間に、ホックを外されていた。 そして、彼の手が直接肌に触れた。 「んんっ……」 キスされながら、ゆっくりを胸を直接揉まれる。 蓮さんの手のひらの体温が直接伝わってくる。 胸のピンク色の先端を蓮さんは指で擦った。「あっ!んんん。蓮さんっ、変な声出ちゃうっ」 こういう時は、声は我慢した方がいいの? 私が手で自分の口を押さえていると、彼が私の手を優しくベッドの上においた。「美桜の声、聞かせてください」 そう耳元で囁かれ、ゾクっとした。 彼は私の上半身の洋服を脱がし、鎖骨周辺から舌で這われ、胸の先端をチュッと吸われた。「あぁっ!ん……。はぁ!」 感じたことがない気持ち良さに、声が止まらなかった。 そのまま胸の突起を口の中に含ませ、チュッと吸われたり、舌で上下に動かした。「あんっ、ああっ……」 片方の胸は吸われ、片方の胸は蓮さんの手の中にある。 優しく揉まれたり、先端を指の腹を使ってクイクイっと擦られる。「んっ!あぁっ……」 はじめての快楽に身体がぴくッと小刻みに反応しちゃう。「美桜。気持ち良いですか?」 蓮
私は自分の荷物の中から、包装されたボックスを渡した。「どうぞ」 「ありがとうございます。開けてもいいですか?」 私が頷くと、蓮さんはその場でボックスを開けてくれた。 私が蓮さんにプレゼントしたものは「ネクタイ……。嬉しいです。ありがとうございます」「ネクタイなら仕事でも使えるし、何本あってもいいかなって思って」 私が旅行に行く前、優菜と下着を買いにお店に行った時に、優菜にも付き合ってもらいながら、付き合って一カ月記念のプレゼントを探した。 蓮さんにはいつも何かしてもらってばかりだったから、私からも一カ月記念日を口実に何か渡したかった。 結局、蓮さんからもプレゼントをもらっちゃったけれど。「初めて男の人にプレゼントをするから、デザインとか色とか悩みました。でも、蓮さんが青が好きだって言っていたから青を選んだんですけど、大丈夫でしたか?」「はい。会社に行く時、着けて行きます。好きな子からのプレゼントってこんなに嬉しいんですね」 彼はずっとネクタイを見つめていた。 大人のイメージの蓮さんだけれど、それがとても可愛らしく思えた。 女の人からプレゼントとかたくさんもらっていそうなのに。 私から見てもこんなに喜んでくれるなんて、嬉しい。 二人でソファに座りながら話をしていたら、夜も更けた。「寝ましょうか?明日もありますし」「はい」 二人で寝る準備をして、ベッドへ入る。 この後、さっきの続きをするのかな。 期待と緊張でどうしていいのかわからないけれど、とりあえず横になった。 となりには、蓮さんがいる。 いつも一人で寝ているけど、今日は彼と一緒。 彼がとなりにいるときは、安心してすぐ眠ってしまったことが多かった。 けれど今日は、私なりに心の準備はできているつもり。 下着も新しく買った。 なんだかこれじゃあ、やる気満々って感じだけれど。「電気消しますね」 何事もないように、蓮さんは電気を消してくれた。 このあと、何か起こるのかな。 そんなことを考えると緊張で動けない。硬直している。 あれ、何分経ったんだろう。 蓮さんは何も言ってこないし、何もしてこない。 これはやっぱり、私が女性としての魅力が足りないから? それとも、蓮さんにいろいろと任せすぎているから? 私の考えすぎ?はじめてのお泊り
「蓮さんとこうやってお風呂に入れて、なんだか嬉しいです。最初は緊張しましたけど。蓮さん、長く入っていますが、大丈夫ですか?のぼせたりしてません?」 私のことを待っていてくれた彼は、私より遥かに長い時間入っているはずだ。お風呂の中でもたくさん話しちゃったから。大丈夫かな?「ええ。大丈夫です。そろそろあがります。美桜と綺麗な夜景を見ることができて良かったです」 その時、ふと優菜の言葉を思い出した。《一緒のベッドで寝たのに、キスだけって……。蓮さんが可哀想》 蓮さんは普通にお風呂からあがろうとしているけれど、一般的な男女の場合、このまま何もせずに終わる方が不自然なのかな。 私がいやらしいことばかり考えすぎ? 男性経験がないため、全然わからない。 そういえば、二人きりなのにここではキスもしていない。 海辺では、蓮さん、キスしてくれたのに。 もしかして、私に魅力がないから!? いや、きっと蓮さんはただ一緒に夜景を見ることが目的だったから、そういったことは考えていなかったのかな。 私に気を遣ってくれてる? いろんなことを一瞬にして考えちゃった。 私が蓮さんともっと触れたいだけかもしれない。 もっと求めてほしいって思っているから、こんなこと考えちゃうんだ。「蓮さん!」「はい?」 蓮さんはキョトンとして、どうしたんですか?と不思議そうにしている。 お風呂の中で少し移動をして、蓮さんに触れられる距離まで移動をする。 私は身体を伸ばして彼の顔を手で包み、チュッと軽くキスをした。「美桜……?」「私、蓮さんになら……されても怖くありません。それか、私って女性としての魅力が足りませんか?」 こんなストレートな質問、蓮さん困るかな。 ないですなんて、思っていても蓮さんの性格なら言えないよね。 彼の動きが止まる。「美桜と一緒に夜景を見ることが目的でしたので、ここでもし変なことをしたらマナー違反かと思っていました。でも、そんなことを考えさせてしまってすみません。答えを言うのであれば……」「きゃっ!」 彼はお風呂の中で、私を少し強引に抱きかかえた。 そして私の顎を上にあげ、キスをする。「んん……!」 優しいキスではない。 彼の舌が私の口の中に入ってくる。 舌と舌が絡まる。「はぁっ……」 吐息が漏れる。 お風呂に入っているた
どこに行くんだろう。 ある扉の前の電気を点ける。 あれ?ここって?「緑川さんが教えてくれたんです。ここが一番夜景が綺麗に見える場所らしいんですが」 すごい、露天風呂だ。「すごい!お家の中に露天風呂があるなんて!すごいですね!」「それで。お願いというのは、この景色をお風呂に入りながら美桜と一緒に見たいなと思いまして?」「もちろんです!見ま……」 途中で言いかけ、止まってしまった。 よく考えて発言すべきだったよね。 蓮さんと一緒にお風呂に入るってことになるんだ。 嫌じゃない、嫌じゃないけれど。 裸になるってことだよね。水着とか持ってきてない。 タオルとか巻いて入っても良いのかな? いや、それでも身体を洗う時はタオルを取らなきゃいけないよね。「やっぱり嫌ですよね?」 蓮さんも困った顔というよりは、寂しそうな顔をしてる。「海に入るわけでもないのに、水着を持ってきてほしいと伝えることもできず。ただ、この夜景を一緒に見たくて」 蓮さんは、軽い気持ちで一緒にお風呂に入りたいなんて言う人ではない。 相当、私に伝えるのも勇気が必要だったよね。 蓮さんの性格なら、きっと伝えるのずっと悩んでいてくれたんじゃないかな。「嫌じゃないです!ただ、やっぱりちょっと恥ずかしくて。タオルとか巻いて入ってもいいですか?」「はい。もちろんです」 お風呂から自然にベッドへ……。なんて流れにはならないのかな。 漫画とかの見過ぎかな。 キスはしたことがある、今日だって蓮さんとのある意味で初めての夜を迎えることを想像してきているのだから。 お風呂に入って、夜、二人っきりになったらその流れでベッドへ……。 っていう想像を何度かしちゃった。 付き合っているんだ。それに私は蓮さんのことが大好きで。怖いとかそんな感情は一切ない。 蓮さんは言いにくいだろうから「じゃあ、お風呂に入る準備をしますか?」 私から彼に提案をしてみた。 彼は少し顔を赤くさせたまま「はい」 返事をした。 可愛い。蓮さん、顔が赤くなっている。 「俺、先に入って身体を洗っているので、ちょっとしたら来てください」「はい。わかりました」 蓮さんとの初めての旅行で、一緒に露天風呂に入ることになるなんて。 もちろん、緊張をしている。 露天風呂っていう雰囲気が素敵だ。 蓮さ
お泊りでやることって言ったら……。 あのことを指しているんだよね、きっと。「えっと……。キスだけした」 私の発言に、優菜が飲んでいたお茶を喉に詰まらせる。「えっ?泊まって、一緒の部屋に寝たのにキスだけ?」「うん」 私は少し考え「たぶん、私が襲れたばかりだから気を遣ってくれたんだと思う。怖くないですか?って何回も聞いてくれから」 蓮さんは私に怖い思いをさせたくないって言っていたから。「そっか。まぁ、そんなことがあったらね。遠慮するか。でもすごいね。性欲我慢できない男なんていっぱいいるからね!黒崎さんは、紳士だと思う。まだ若いのに。真面目で優しくてお金持ちでって羨ましいわ。私
「えっ?」 予想していなかった返答に戸惑う。 なんだ。蓮さんも一緒の気持ちなんだ。私一人だけがドキドキしているわけじゃないんだね。 そう思ったら心が軽くなった。 隣にいる彼に近づく。「美桜……?」 私は彼の頬を触る。 そこに彼の頬があるのを確かめ、チュッと自分からキスをした。 さっきみたいに明るくて彼の顔がしっかりと見えるわけじゃない。 だからこんな大胆なことができた。「蓮さん。大好きです。おやすみなさい」 そう伝え、彼から離れようとした。「……。ダメです」 今度は、蓮さんが私に近づき、布団の中で抱きしめられる。 シャンプーの良い香りがした。 彼は私の耳
彼の目がパッと開き、私を上目遣いで見上げている。 寝ているフリしたたの!? いつからだろう。すごく恥ずかしいよ。 こんなこと、最初から挑戦しなきゃ良かった。「ごめんなさい!」 蓮さんとしっかり目を合わせるのが怖くて、その場を離れる。「美桜」 バッと離れる私の腕を引き、彼はチュッと私の頬へキスをした。「蓮さんっ!?」「騙すつもりはなかったんです。途中までは本当に寝てしまっていて。でも、熟睡ではなかったので美桜が近づいてくる音で起きました。俺が寝てたらどうやって起こしてくれるのかなって思って、興味本位で寝たフリをしてみました。そうしたらもうちょっとで……」 もうちょっとと言
遠慮がちに小さな声でそう彼が提案してくれた。 抱きしめられてて顔が見えないけれど控えめな声音だったから、きっと蓮さんも私のことを気遣いながら言ってくれたんだよね。「蓮さんが良かったら。じゃあ、あの、私、着替えとかすぐ持ってくるので、ちょっと待っていてください」 アパートに一旦戻り、ボストンバッグを用意して泊まる準備を慌ててする。 彼女として泊まるってことは、もしかしたら……。 そんなことを考えながら準備をしていると、着替える服や下着が全く決まらない。「ああ、どうしようっ!」 蓮さんを待たせてはいけないと思って、必要だと思われるいろんなものを詰め込んだ。「お待たせしました







